毒親育ちが分籍するときに決断すべき3つのポイント【悩み対処法】

おかたづけ便|佐藤みなと 毒親からの解放

分籍がどんな制度かわかっても、実際に分籍しようか悩んでいませんか?

この記事で紹介する「分籍の決断ポイント」を実践すると、分籍するかしないかが決断できます。

なぜなら、私も分籍の制度を知ってから実際に手続きするまで1年かかったからです。

この記事では、分籍するときに決断すべき3つのポイントを紹介して、分籍するか分籍しないか悩んだときの対処方法もご紹介します。

この記事を読み終えると、分籍するか分籍しないか決断できます。分籍すると決断した場合は納得して手続きできるし、分籍しないと決断した場合も分籍について悩みが解消されます。

分籍とは?

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分籍とは、現在登録されている戸籍からあなたの戸籍だけを取り除いて、新たにあなただけが登録されている戸籍を作る法的な手続きです。

分籍によってあなたの生活は変わらないので、手続きしたからといってメリットもデメリットもありませんが、毒親育ちにとってはメリットの多い制度です。

毒親育ちにとってのメリットは下記の3つです。

・物理的に毒親との距離を置くことができる
・戸籍を取得するときに、毒親の情報を見なくてすむ
・分籍したことが毒親にバレる可能性が低い

このメリットにあわせて、下記の記事では分籍の制度、手続き方法や必要書類についても紹介しているので参考にしてみてくださいね。

毒親育ちが分籍を決断するときに考えたい3つのポイント

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あなたが「分籍しよう!」と思って決めても、即決はおすすめしていません。

なぜなら、分籍は、一度手続きすると元の戸籍には戻れないからです。分籍した後に後悔しても「後の祭り」なので、あなた自身が分籍の手続きに納得してから実際の手続きをしたいですよね。

このようなときに毒親育ちのあなたが分籍を決断するときに考えたい3つのポイントは以下です。

・あなたにとってのメリットがあるか
・毒親とどのような関係を築いていきたいか
・毒親とどの程度の距離感を保ちたいか

これだけだとわかりにくいので、それぞれ詳しくご説明します。

あなたにとってのメリットがあるか

分籍するか悩んでいるときに一番に考えるべきは、「あなたにとってのメリット」です。

なぜなら、分籍の制度でできることはあなただけが登録されている戸籍を作るだけだからです。分籍の手続きを行っても、あなたの生活に変化はありません。そのため、メリットもデメリットもないのです。

しかも、手続きには現在登録されている戸籍謄本が必要です。戸籍謄本を取り付けるためには、役所まで行くか、役所と郵送で書類のやり取りをするか、どちらかの方法で取り付ける必要があります。

正直、プライベートの時間を割いたり、休暇を取ったりしてまで戸籍謄本を取り付けるのは面倒ですよね。何のメリットもない手続きのために、手間や労力をかけて手続きしようとは思えないので、分籍する強い動機がないと手続きする気力が失せやすいです。

ただ、毒親の影響を受けていると、

・毒親の存在に拒絶反応を示す
・毒親の言動に嫌悪感を抱く
・毒親の言動でモヤモヤした気持ちになる
・毒親の言動で感情の浮き沈みが激しくなる

などの症状があなたに出てきます。あなたが穏やかに生活するのは難しいでしょう。

分籍によって唯一変わるとすれば、「毒親から独立する」とあなたの意思を表明できることです。あなたが毒親と距離を置きたいと考えているなら、意思表明するだけであなたの心構えが変わります。

毒親とどのような関係を築いていきたいか

毒親とどのような関係を築くか決めると、ひとつしたで紹介した距離感も決めやすいからです。

なぜなら、毒親といってもあなたの親に代わりはなく、完全に関係を断つのは難しいからです。

あなたの家族構成、家庭環境、毒親の健康状態によっては、介護や同居など家族ならではの問題に直面する可能性があります。このような問題は、あなたの力でコントロールできないのです。

ただ、毒親のすべてのことにあなたが義務感を持って、抱え込む必要はありません。

たとえば、

・きょうだいや親せきに協力をあおぐ(お願いする)
・デイサービスなどの介護サービスを活用する
・市区町村で提供しているサービスを活用する

など、毒親にかかわらないといけなくなっても、あなた以外の人が対応すれば解決できることもあります。まだ毒親が「その時期」でなくても、もしものときのためにあらかじめ情報収集しておくと落ち着いて対応できますね。

完全な縁は切れませんが、弁護士を介して法的な手続きをしてあなたが毒親とのかかわりを放棄することは可能です。その場合は、あなたが経済的にも社会的にも自立していることが条件です。毒親に頼らずに生きる術を身につけておくと、選択肢は広がりますね。

すべてはあなたの選択で変わります。あなたにとっての正解を見つけたいですね。

毒親とどの程度の距離感を保ちたいか

心理的にも物理的にも毒親と距離を置くことで、毒親の影響をダメージを最小限にできるからです。

なぜなら、あなたが大事にするべきものはあなた自身だからです。あなたが安心・安全に暮らせることです。

あなたは、生まれてから今まで毒親の影響を受け続けています。もし、あなたが毒親の影響をあまり受けていないと思っていても、気づかない間に言動のところどころに毒親の影響が見られます。そのため、毒親の影響を減らしていく必要があります。

たとえば、定期的に連絡を取り合っているくらいなら、LINEや電話、直接会う頻度を減らすこと。一方で、毒親の言動に一喜一憂したり、毒親の存在自体に嫌悪感、不快感、拒絶反応を示している場合は、毒親との関係を断ったと感じられる手段が必要です。このようなときに分籍は有効です。

どのくらい毒親の影響を受けているかは個人差があるので、毒親育ちの間でも距離感に個人差があります。試してみないとわからないので、思いつく限りの方法を試してあなたに合う方法を選択してください。

毒親育ちが分籍するか悩む4つの理由

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一方で、色々と考えて「分籍しよう!」と思っても、実際に分籍の手続きをするか悩む方もいらっしゃいますよね。理由は以下の通りです。

・戸籍謄本の取り付け・分籍の手続き自体が面倒くさい
・毒親の影響を感じていない
・毒親に分籍がバレそうで怖い
・毒親に育ててもらった恩がある

これだけだとわかりにくいので、それぞれ詳しくご説明します。

戸籍謄本の取り付け・分籍の手続き自体が面倒くさい

分籍してもメリットはないのに、わざわざ戸籍謄本を取り付けて手続きする手間が増えるからです。

自分の親が毒親と気づくもっとも多い世代は20~30代です。ちょうど進学、就職、結婚などの新たな出会いを通して、はじめてあなたは自分の家庭環境に違和感を覚えるからです。

同時に、仕事もプライベートも充実する時期でもあります。楽しい時間を過ごしたいので、面倒なことは後回しにしたいですよね。

毒親育ちでも色々な方がいるので、分籍が必ずしも正解とはかぎりません。それでも、毒親との関係を振り返ってみて、

・毒親の顔色を伺って一喜一憂している
・毒親とのかかわりをできるだけ減らしたい
・毒親から解放されて、自分の人生を歩んでいきたい

と感じられているなら、分籍でもその他の方法でも、目に見える形で毒親と距離を置いて、あなたの負担を減らす方法を選びましょう。

毒親の影響を感じていない

毒親との付き合いが長すぎて、あなた自身が毒親の影響を受けていると感じにくくなっているからです。

あなたの年齢と同じ年数だけ、あなたは毒親の影響を受けています。毒親の言動に違和感を覚えたりモヤモヤした気持ちになっても自然と受け流す習慣ができているし、毒親の影響を感じられないですよね。

自分の親が毒親と気づくキッカケは、友人、上司や先輩など、身近な人と話したときです。

毒親との親子関係に違和感があれば、毒親との関係を見直すチャンスです。これまでは我慢していたことでも、我慢しすぎて耐えられなくなる前に分籍して、物理的に距離を置いてみるのもひとつの方法です。

毒親に分籍がバレそうで怖い

毒親から嫌がらせを受けるかもしれないなど、不安があるからです。

毒親はあなたを思い通りにコントロールするためなら手段を選ばないので、

・気に入らないことがあると暴力をふるう
・感情のコントロールができず、感情の起伏が激しい
・執着心があり、思い通りにならないと追い詰めてくる

など、あなたを精神的に追い詰めるので、毒親が何をするか想像できないと分籍したくてもためらいますよね。

ただ、毒親があなたの分籍に気づくのは、毒親が戸籍を取り付けたときだけなので、

・毒親が離婚したとき
・パスポートを作るなどで戸籍謄本が必要になったとき

のどちらかです。毒親にあなたの分籍がバレる可能性はありますが、毒親の年齢によってはその可能性は低いでしょう。

なお、毒親は親族なので、毒親が役所で開示請求をするとあなたの分籍後の戸籍を取れます。

戸籍にはあなたの現住所が書かれているので、毒親が突然あなたの家に来た…なんてこともあるかもしれません。

毒親の性格によっては、分籍の手続きとあわせて現住所が毒親に開示されないよう手続きをしましょう。

毒親に育ててもらった恩がある

毒親とはいえ、あなたの親であることに変わりはないからです。

経済的にも社会的にも子供はひとりで生きられません。親と暮らしたり、親と離れて暮暮らしても、親代わりの大人に育てられます。

どんな大人でも子育てははじめての経験だし、試行錯誤しながら子育てをしているはずです。自分の思い通りにならない子供にイライラしたり、子育てを放棄したくなるときもあると想像はできるでしょう。

ただ、親だから子供のあなたに何をやってもいいというわけではありません。

・ネグレクトをされていた
・過干渉過ぎて束縛されていた
・毒親の絶対権力に従わないといけなかった

など、毒親に長いこと苦しめられてきているから、毒親の影響を受けすぎて感覚がマヒしています。

親子といっても、価値観も考え方も違います。
分籍は、毒親の影響から解放されて、あなたのやりたいように人生を歩むチャンスでもあります。

分籍するか分籍しないか決断できないときの対処法

時間をかけてじっくり考えても分籍するか分籍しないか決断できないときは、無理に結論を出さないようにしましょう。

なぜなら、悩んでいるときにそのときの勢いで出した結論は、必ず後になって後悔をするからです。

分籍に限ったことではありませんが、何か悩むときに多いのは、

・どの結論にもメリット/デメリットを感じている
・どの結論をするか決めているけど、選択する勇気がない
・選んだ結論に自信が持てない

など、選択したくても選択できないあなたなりの理由があります。その理由を無視して決断を出すと、出した決断そのものが間違っていたんじゃないかと不安になるし、不安は現実になりやすいので後悔もします。

なので、まずはその決断から離れて時間を置きましょう。気持ちが落ち着いたタイミングであらためて向き合って、あなたにとって納得のいく決断を出してから行動に移しましょう。

特に、分籍は手続きによってあなたの生活が変わるわけではないので、いつ分籍の手続きを行っても同じです。あなたが納得したタイミングが分籍の手続きをするタイミングです。

まとめ:納得して分籍の手続きを行おう

おかたづけ便|佐藤みなと

上記で紹介した「分籍の決断方法」「分籍するか悩んだときの対処方法」を実践していただくと、今後は分籍するかしないか悩まなくなります。分籍についての悩みがひとつ解消できますね。

最後にもう一度内容を確認してみましょう。

分籍を決断する3つの方法

・あなたにとってのメリットを確認する
  →これがないと、分籍の手続きをする気持ちになれない

・毒親との距離感を決める
  →あなたに合う距離感だと、毒親の影響を受けにくい

・毒親との関係性を決める
  →自分でどうにかしようとせず、外部に頼る

毒親のことを考えると気持ちが暗くなりがちですが、分籍した後は元の戸籍に戻れません。悩んでいるなら、勢いで手続きしないこと。後悔なく分籍するためには、あなたが納得して手続きすることが大切です。

上記内容を実践して、分籍の決断をすると、「実際の分籍の手続き」も気になりますよね。具体的に知りたい方は下記にも目を通しましょう。

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