毒親育ちの私が分籍した話【体験談・動機をまとめてみた】

おかたづけ便|佐藤みなと 毒親からの解放

分籍すると決断したけれど、「実際の手続きがどのように進むんだろう?」と疑問に思いませんか?

この記事で紹介する「分籍の手順」を読むと、手続きするときのシミュレーションができ、誰でもスムーズに分籍の手続きを行えます。

なぜなら、私自身、インターネットで調べても実際の手続きがどのように進むのかイメージできず、緊張しながら役所へ行って手続きを行ったからです。

この記事では、分籍の基本的な流れを紹介して、実際に毒親育ちの私が手続きしたときの体験談、分籍に至った動機もご紹介します。

この記事を読み終えると、分籍の手続きをしやすくなるし、分籍をきっかけにあなたが毒親から解放される一歩を踏み出せます。

分籍とは?

おかたづけ便|佐藤みなと

分籍とは、現在登録されている戸籍からあなたの戸籍だけを取り除いて、新たにあなただけが登録されている戸籍を作る法的な手続きです。

分籍をするタイミングは、

・結婚するとき
・離婚するとき
・戸籍登録地から遠方に引っ越すとき

この3パターンのどれかの場合が多いですが、自分の都合で手続きすることもできます。毒親と絶縁できるわけではありませんが、「毒親から解放されたい!」と思ったときに有効な手段のひとつです。

下記の記事では、分籍の制度、手続き方法や必要書類について、メリットとともに紹介しているので参考にしてみてくださいね。

分籍の手続きの流れ(体験談あり)

分籍の手続き方法は以下の通りです。

・分籍で必要な書類をそろえる
・今住んでいる地域の役所へ行く
・窓口で分籍の手続きをする

これだけだとわかりにくいので、それぞれ事前に準備しておくことと実際の手続きを手順通りに詳しく説明していきます。

事前準備①:戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)を用意する

分籍で必要なものは、

・分籍届 1通
・戸籍全部事項証明書(戸籍謄本) 1通
・届出人の印鑑(認印で可)

ですが、あらかじめ用意しておかないといけないのは、今登録されている戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)のみです。

取り付ける方法は下記の3通りあります。

・戸籍のある市区町村の役所に取りに行く
・戸籍のある市区町村の役所に郵送してもらう
・公的機関と同様のサービスを提供する施設へ行く

どの方法にするかは、今の戸籍登録地と今住んでいる家との距離がどのくらい離れているか、いつ取り付けに行くか、あなたのスケジュールで変わってきます。あなたに合う方法を選んでくださいね。

戸籍のある市区町村の役所に取りに行くのが向いている人
・今の戸籍登録地と今住んでいる家との距離が近い
・今の戸籍登録地に取りに行ける
・職員と話しながら手続きを進めたい

戸籍のある市区町村の役所に郵送してもらうのが向いている人
・今の戸籍登録地と今の住んでいる家が遠い
・戸籍のある市区町村の役所に取りに行けない(行けるけど行きたくない、面倒)
・仕事やプライベートで忙しく、取りに行く時間がない

公的機関と同様のサービスを提供する施設へ行くのが向いている人
・平日の夜、土日、祝日に取りに行きたい
・都合にあわせて取りに行きたい
・今の戸籍登録地に取りに行ける

ちなみに、私の場合は公共機関と同様のサービスを提供する施設に行きました。コロナウイルス関係の手続きする人と被ったのもあり、取り付けるまでに1時間弱はかかりました。

なお、印鑑はすでに持っている方も多いと思いますが、もし持っていなければ購入してください。珍しい苗字でなければ、100均でも購入できます。

事前準備②:分籍の手続きに行く日を決める

あなたが行きたい日に役所が営業しているかわからないからです。

私が行った役所の場合、営業時間は基本的に平日の8:30~17:00です。最近は毎月土曜日隔週で午前中のみ営業しています。

ただ、2020年に入って猛威をふるっているコロナウイルスの影響で、営業短縮や休業の場合があります。役所のホームページで営業時間を確認した方がスケジュールを立てやすいですね。

事前準備③:分籍後の本籍を決める

今住んでいる家の近くにある観光名所を選びます。

なぜなら、戸籍を取りに行くときの手間を省けるからです。

法律上、日本国内で地番のある場所であればどこでもいいとされているので、あなたのゆかりの地や好きな場所を選べます。ただ、戸籍を取りに行く可能性があるなら、今住んでいる家から近い場所を本籍にする方が現実的です。

実際、私は千葉県にある夢の国を本籍にしようと思いましたが、最終的に今住んでいる家の近くにある観光名所に変更しました。この職員さんによれば、今住んでいる家の近くにある観光名所を選ぶ人が多いようです。

実際の手続き①:必要書類を持って役所へ行く

今あなたが住んでいる家の近くにある役所へ行きます。

私が行った役所の場合、役所に入ってから手続きが始まるまでは以下の通りに進みました。

案内専門の職員さんに、分籍の手続きをしたいと伝え、指示された場所に行きます。
  →指示された場所が住民票などの取り付け用紙の記入スペースでしたが、
   分籍届の用紙がなかったので、待合席で待つよう指示が変更されました。

手続き窓口の近くにある待合席で、窓口専門の職員さんに呼ばれるまで待ちます。

また、この間の所要時間は10分くらいです。

実際の手続き②:分籍の手続きを行う

窓口専門の職員さんに呼ばれます。

私が行った役所の場合、分籍の手続きは以下の通りに進みました。

窓口専門の職員さんに、あらためて分籍の手続きをしたいと伝えます。
 (案内専門の職員さんと担当が変わるため)

職員さんが分籍届の用紙を取り出し、私の手元に置きます。
 記入場所は、職員さんが記入箇所を指差ししながら教えてくれました。
 私は、職員さんに言われたまま、記入したり押印したりします。

すべての記入が終わったら、職員さんが手続きに入ります。
 私は待合席に戻って、職員さんの手続きが終わるのを待ちます。

職員さんに呼ばれたら、窓口に行きました。
 手続きが終わったことと、分籍後の戸籍を見せてくれました。
 その日中に戸籍の発行が必要かどうかも確認されました(このときは不要)。
 最後に、1週間くらい後に正式に分籍後の戸籍に切り替わると教えてくれました。
 これで手続きはすべて終わりです。

手続きが始まってから、手続きが終わって帰るまでの所要時間は15~20分くらいでした。

上記の受付対応から数えた、手続きすべてにかかる所要時間は30分くらいでした。

毒親育ちの私が分籍した理由

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毒親育ちが分籍を決断するため答えは、下記2つのポイントから出てきます。

・毒親との関係の振り返り
・自分の将来設計を考えること

なぜなら、毒親とどのような関係を続けるかは自分で決めて良いからです。

ただ、分籍によって生活が変わるわけではないそれ以上に決定的な動機があると手続きを行う決断がしやすくなります。私が分籍した理由は以下の通りです。

毒親に「絶縁したいのか」と脅迫されたため

衝動的に発する言葉は、日ごろから思っていなければ声に出ることがないです。

なぜなら、相手がどのような反応をするか想像できれば、衝動を理性で沈められるからです。当時は私も「絶縁して構わない」と覚悟していましたが、とどめの一撃になるだろう言葉とも感じていたので言わずにいました。

人間関係の構築にコミュニケーションは必須ですが、どんな手段を使うにしても、思ったことを何でも言って良いわけではありません。

喜怒哀楽の感情があるので、ときに相手を傷つける言葉を言ってしまうこともありますが、自分に非があるなら謝るなど相応の対応をするでしょう。そのような対応がなければ、歩み寄って無理に関係を修復する必要はありません。

毒親の言動から、自分の身の危険を感じたため

自己中心的な言動は、周囲の人を振り回すだけでなく不幸にもするからです。

なぜなら、自分にとって都合の良いことしか行わないので、周囲の人がどんな反応をしても気づけないし、気づいていても無視するからです。

高齢になった親が子供を頼ることはゼロではありません。ただ、自分の都合の良いことばかりを要求するだけでは双方のwin-winの関係は成立しません。双方の妥協点を見つけて関係を築くことが大切です。

ただ、毒親の性格は変わりませんし、変えられません。自分の都合の良いように子供が動くようコントロールしたい欲求が垣間見える言動は相変わらずなら、関わるほど自分が苦しみます。毒親による金銭や時間の搾取から逃げるのが得策です。

毒親に対して、感謝の気持ちがほぼなかったため

感謝していることがあっても、それを上回るマイナスのことがあると感謝は薄れます。

なぜなら、感謝などプラスに動く感情よりもマイナスに動く感情やエネルギーの方が強烈だからです。

幼い頃にわからなかったことが、大人になってわかることもあります。物事の見方が変われば、寛容になり理解もできますが、受け取り方に大きな変化はないので、感情は変わりません。感情を変えるのは簡単ではありません。

我が家では毒親の絶対ルールがありました。守れなかったり毒親の勘に触ると罵倒されます。毒親の感覚に反すると、徹底的に否定されました。

大人になってから、家事、金銭面のサポート、送迎については感謝できるようになりました。しかし、記憶に残る毒親はすべて自己中心的な振る舞いをしているので、嫌悪感が高まって感謝の気持ちを維持するのは難しいです。

長女の呪いから解放されたかったため

生まれた順番、年齢、性別などで人は判断できないです。

なぜなら、「あるべき姿」は本人が決めることだからです。周囲の人が決めるものではありません。

私は長女であることを理由に、「我慢」と「妹の手本」を強要されてきました。毒親の価値観に偏りすぎた内容に違和感があり反抗し続けましたが、力づくでねじ伏せられてもきました。毒親が望む「長女としてのあるべき姿」に当てはめられてきました。

ただ、性格や価値観、考え方は千差万別です。個性を知って、どう生かすかですよね。生まれた順番だけで役割を決めつけるのはナンセンスです。

毒親育ちが分籍して実感したこと

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分籍によって生活が変わるわけではありませんが、気持ちには大きな変化があります。

私が分籍して実感したことは以下の通りです。

毒親のストレスがかなり減った

気づかないうちに抱えていた毒親に対するストレスを実感します。

なぜなら、感覚的ではありますが、分籍後は肩の荷が軽くなったからです。

分籍前は、連絡を絶てば毒親に対する嫌悪感・不快感を気にせずに済むと思っていましたが、無意識に気にして落ち込むこともありました。分籍して目に見える形で毒親と距離を置くことで、気持ちはラクになります。

新しい人生を歩む自信になった

毒親とは違う人生を歩むことに、より肯定的に受け止められるからです。

なぜなら、毒親の影響を受けすぎていたぶん、自分の言動に納得していても毒親の影響に引きずられている感覚もゼロではないからです。

我が家の場合は毒親に絶対服従しなければならなかったので、反論があっても強制的に服従させられていました。分籍はわずかな抵抗かもしれませんが、「毒親と関わらない」と意思表示できたことは意義があるものです。

自分の人生に責任を持った

今まで以上に人生設計を立てて準備する必要があります。

なぜなら、分籍によって毒親と絶縁した感覚なので、今後はほとんど毒親に関わるつもりがないからです。

手続きの件数だけで言えば分籍は少なく、毒親育ちもよっぽどのことがなければ手続きに至らないでしょう。逆に、分籍しないといけないくらいに事態は深刻です。

そのため、どんな問題が起きても自力で対処できるようにしておきます。具体的に考えておきたいポイントは下記の4つです。

・仕事(収入源の確保)
・資産管理(貯金、資産運用)
・知識の積み上げ(何事も冷静に対処するため)
・ライフプランの再構築(老後までどう生きるのか)

まとめ:分籍で毒親から解放される一歩を踏み出そう

おかたづけ便|佐藤みなと

上記で紹介した「分籍の手順」を実践していただくと、実際にあなたがスムーズに分籍の手続きできます。また、手続き後は、あなた自身が毒親から解放される一歩を踏み出せます。

最後にもう一度確認してみましょう。

分籍の手続きでわかった3つのポイント

・分籍の手続き
  →分籍に必要な書類があれば、1時間以内に終わる

・分籍の動機
  →これまでの毒親との関係を振り返ると答えが出る

・分籍後の変化
  →分籍前以上に、自分の人生に責任を持つと◎

役所によって対応に違いがあるので、実際に手続きしてみないとわからないこともあります。わからないことは職員に聞いてみてください。

ざっくりとイメージができれば、実際に分籍の手続きをするときもスマートに対応できます。

上記内容を実践してからが、あなたが毒親から解放される第一歩です。これからは、毒親から解放されるための具体的な方法の実践が必要です。具体的に学びたい方は下記にも目を通しましょう。

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